
子供たちの大好きな給食を作るよろこび
華やかな空港での仕事に憧れ、努力を重ねて目標の職種に就いたものの、「長く仕事を続けるためには資格があった方がいい」との思いに至ったという中川友佳さん。数ある“資格”の中でも栄養士を目指すことを決心したのは、「食べることは誰にとっても生活に密着したことだから」。
現在は姉妹校のさかいぎ幼稚園で、専任の栄養士として園児たちが食べる給食の献立づくり、調理を担当しています。出産、育児を経て同じ職場で活躍できているのは、専門職としての責任感と、職場環境の良さと言えるでしょう。ベテランとなった今も定期的に講習会に参加し、食の安全性、衛生管理など常に最新の情報を学ぶ努力を続けています。
食に関する良い習慣を身につけさせる
“食育”が重視されて久しい現在、「食べることに興味を持つ園児が増えた」と実感する中川さん。自宅では家族が揃って食卓を囲むだけでも十分な食育になると保護者をも励まします。「美味しかった」「本当は苦手だけれど今日は食べられた」という園児たちの声が何よりうれしいと目を細めます。
幼児期はあらゆる生活習慣が身につく大切な時期。朝ごはんを食べる、好き嫌いをしないなどの食習慣は、大人になってから改善しづらいことです。「繰り返し呼びかけ続けながら、苦手が克服できる献立のレパートリーも増やしていきたいと思います」。やさしく頼もしい“栄養士さん”は園児たちの人気者に違いありません。

難波学園
さかいぎ幼稚園横浜市保土ヶ谷区境木町103
TEL.045-351-6622