2年生が行なった解剖生理学実験のご紹介です。
今回の実験では、アサリの肝臓からグリコーゲンを抽出して、デンプンとの違いを考察します。
「グリコーゲン」は、生物の肝臓や筋肉に含まれている糖質で、グルコース(ブドウ糖)がたくさん結合してできている、生物のエネルギー源となるものです。
「デンプン」は、お米などに含まれている糖質で、グリコーゲンと同様にグルコースが多数結合してできていますが、結合のちょっとした”違い”があります。それをヨウ素デンプン反応で確かめていきます。
先生から説明を受けてから実験開始(^^)/
検体はアサリです。沈殿試薬と海砂を混ぜてすり潰していき、上澄み液を取り出します。
遠心分離機にかけ、余分な成分を沈殿させます。
上澄み液を取り出し、エタノールを加えていきます。
粒つぶに見えるのがグリコーゲンです(#^^#) 遠心分離機にかけ、グリコーゲンを沈殿させます。
グリコーゲンを水に溶かし、ヨウ素デンプン反応で、デンプンとの違いを確認します。
左からグリコーゲン、デンプン、水です。
同じグルコースから合成されるのに、生物と植物とでは結合が違うことを確かめられました(*^。^*)