令和2年11月8日~10日に行われた「第72回 全日本馬場馬術大会2020 Mクラス馬場馬術競技」にて、本校の1年生に在学中の三上亜紀さんが、3位となりました。
三上さんに、馬術の事を聞いてみました。
馬術競技は大きく分けて3つあります。1つは障害物を飛び越えて、障害物の落下や馬が止まったり横に逃げたりなど、減点の少なさを競う障害馬術競技。2つ目は馬の演技の正確さや美しさを競う馬場馬術競技。3つ目は障害馬術競技と馬場馬術競技にクロスカントリーを加えた3種目を同じ人馬のコンビで行い、合計減点の少なさを競う総合馬術競技です。この3つはオリンピックの種目にもなっています。

私がやっているのは馬場馬術競技ですが、これは20m×60mのアリーナの中で決められた演技をし、審査員が各運動項目に10点満点で採点します。採点基準は演技の正確さ、美しさ(馬の脚さばきなど)になります。成績は得点率で表示され、得点率の高い人馬から順位をつけます。
馬術競技の魅力は、何といってもパートナーである馬とのコミュニケーションです。いかにパートナーの信頼を得て最高のパフォーマンスができるかが大切になってきます。動物ですから、体調の悪い日も、機嫌の悪い日もあります。そんな時でもいかに気分を乗せ、その馬のクォリティーを最大限に引き出せるかは普段のコミュニケーションにあると思います。こちらの意見だけを押し付けていては、馬も気分よくパフォーマンスしてくれません。パートナーの意見を聞き、話し合い、信頼関係を築いていきます。
これは栄養士の仕事にも共通すると思っています。私は1年生で、栄養士の仕事についてはまだまだ分かっていませんが、栄養士にとって大切なことは、クライアントの意見を聞き、その人にとって何が一番大切か、何をしてあげればよいかを考えることではないかと思っています。馬術競技での経験を、今後の仕事にも活かせたらいいなと思います。

最後に試合を応援してくださった校長先生をはじめ諸先生方、1年B組のみんな、本当にありがとうございました。
日本で3位なんて、とてもすごいです!三上さん、おめでとうございます!!!
bumequine2012(youtube) 三上さんが所属するBUM Equineのチャンネルです。
公益社団法人日本馬術連盟
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日本馬術連盟 アーカイブス(第72回全日本馬場馬術大会2020 Mクラス馬場馬術競技 決勝動画)
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